宗教者九条の和
事務局 〒150-0045 東京都渋谷区神泉町8-7 日本山妙法寺内
「宗教者九条の和」
軍都・被爆都市・平和都市 広島から
輝かせたい憲法第九条
第5回 シンポジウムと平和巡礼 in 広島
◆ 日時 ◆
2009 年9 月26 日(土)
開会:12時30分
閉会:4時30分

◆ 会場◆
世界平和記念聖堂
(カトリック幟町教会/広島市中区幟町4-42)

◆ 会費 ◆
無料


シンポジウム・チラシは、ここをクリックしてご利用下さい(PDF)


基調講演
  ヒロシマから見た憲法九条 
―宗教に期待されるもの―


岡本三夫(第九条の会ヒロシマ世話人代表)
シンポジウム
岡本三夫(第九条の会ヒロシマ世話人代表)
宗藤尚三(日本基督教団牧師)
スティーブン・リーパー(広島平和文化センター理事長)

各宗教者「九条の会」のリレー報告」
岡本宗教者九条の会、広島県9条の会ネットワーク、お題目九条の会、念仏者九条の会、浄土真宗本願寺派安芸教区安芸門徒九条の会
アピール提案・採択

閉   会
午後4時10分

平和巡礼
平和巡礼 (閉会後)
会場から広島城公園(広島大本営跡) 

会  費
無料

主  催
宗教者九条の和 
  
渋谷区神泉町8-7 日本山妙法寺内 TEL 03-34161-9363
共  催
広島宗教者九条の和   
  広島市中区幟町4-42 広島カトリック会館 TEL 082-221-6017
岡山宗教者九条の会
  岡山市南方3-10-40 長泉寺内
開催趣意

 一個の原爆によって、半径数キロ圏内の人間を一瞬のうちに、跡形もなく消し去られた、「広島」。人々の住まいや、公共施設もことごとく破壊され、都市機能は麻痺し、広島は廃墟の街となってしまったのです。
 こんにち世界中から多くの人々が広島を訪ね、頭を垂れ、手を合わせています。犠牲者の霊を弔う先の「原爆死没者慰霊碑」に刻まれた「安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから」の文字が、被爆都市・平和都市「広島」を代表しています。
  広島には明治8年(1875)5月に歩兵第11連隊が設置され、更に日清戦争の開戦に際して明治27年(1894)9月15日から翌年4月1日までの間、広島城内の第5師団司令部に国の最高統帥機関である大本営が置かれ、明治天皇が大本営解散後の4月27日まで滞在したのです。 また臨時の帝国議会も広島で開催されるなど、近代国家体制において「首都機能」が東京から離れた唯一の事例です。
 広島は1945年8月6日まで70年間にわたって、市内全域に各種の軍施設が設けられ、数十万人の軍人が出征し、帰還しました。銃後の守りを担う市民の生活と共に軍事都市としての歴史があり、そこに「軍都広島」と呼ばれる所以です。
 戦争は、人の生命を奪い、街を破壊し、国をも滅ぼす、人間が行う人間に対する最大の脅威であり、人間の犯す最大の罪です。時代が下り、戦争の形態が如何に変わろうとも、武力をもって他者を殺傷し、または威嚇して、その上に獲得される平和とは、偽りの平和にすぎません。そしてまた新たな偽りの平和を奪取するための勢力の台頭を許す口実でしかないのです。
 かつてほとんどの社会集団が、大政翼賛・戦争遂行に傾き、その中で宗教もまた、社会の流れに呑みこまれ、時の体制に迎合せざるを得ない時期がありました。その結果が、アジア2000万の人々をはじめ、多くの生命を代償とした敗戦でした。
 このたび、「宗教者九条の和」が、シンポジウムと平和巡礼を、ここ広島で開催いたします。その意義は、人類最初の原爆被爆地であることは無論、戦争に赴かしめた時代の歴史的文脈を通じて、「過ち」を「繰り返さない」ということの政治的、社会的意味を問うことと同時に、その精神的意味、生命的観点、「魂」の問題として、宗教・信仰の立場から明らかにしていくことであります。
 そのために、「輝かせたい憲法第九条」の願いのもと、諸宗教者が全国各地からこの軍都・被爆都市 広島に集い、憲法第九条破壊の自衛隊海外派兵も条文改憲も止めさせるための祈りと行動を進めてまいります。



事務局 〒150-0045 東京都渋谷区神泉町8-7 日本山妙法寺内