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「宗教者九条の和」
― 輝かせたい憲法第九条 第5回 憲法講演会 ―
緊急アピール |
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2013年 2月23日 |
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昨年末の総選挙の結果、「96条改憲」「集団的自衛権容認」「国防軍創設」を声高に叫ぶ安倍改憲内閣が発足しました。来る7月の参議院選挙の結果いかんによっては、憲法第九条が壊されてしまう恐れが出てまいりました。
今年に入ってからも、改憲政治家がテレビなどマスコミに頻繁に登場し、尖閣などの領土ナショナリズムを煽り、武力と戦争を肯定し、九条改憲を堂々とまくし立てています。今、国会前の歩道には、「日の丸」の旗が立ち並び、たなびき、駐車している街宣車から九条改憲が叫び続けられています。
さらに、福島の子どもたちの半数に甲状腺の異常が見つかるなどの放射能汚染の深刻な実態が明らかになりつつあります。しかし、大手メディアがほとんどこのことを報道しておりません。一方、沖縄では連日のようにオスプレイが人々の住む市街地の上空を低空飛行し、人々を苦しめ続けています。
先月30日、ドイツのメルケル首相は、「社会が無関心になれば、現代でもナチズムは起こり得る」と述べました。「大地震のあとに戦争がやって来る」の通り、今の日本の社会状況は、まさに戦前の状況に似て来ております。
しかし、大手メディアの世論調査によると、52パーセントの市民は九条を守ることを支持しております。また、7千余りの地域、職域等の「九条の会」が全国に網の目のように結成され活動を続けております。
私たちに、もはや沈黙と無関心は許されません。
核爆弾すなわち戦力である憲法違反の原発はいりません。
私たちは、福島とつながり、これからも祈り行動してまいります。
憲法第九条が今日まで、私たちのいのち、自衛隊員のいのち、アジアの人たちのいのちを守ってまいりました。憲法第九条の危機の今だからこそ、私たち宗教者は九条を守ることを支持する多数の市民と連なって、いのちの尊さを祈り、声を大に呼びかけなければなりません。
「輝かせたい 憲法第九条」の願いのもと、すべての宗教者は、さらに多数の市民への共同の輪を広げましょう。
「輝かせたい 憲法第九条」の願いのもと、宗教者は、すべての原発を廃炉にし、原発被災者を救援しよう。
「輝かせたい 憲法第九条」の願いを日本に、アジアに、世界に広げよう。
「宗教者九条の和」輝かせたい憲法第九条
第5回 憲法講演会 参加者一同
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2013年 2月23日 |
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