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「宗教者九条の和」
輝かせたい憲法第九条
―第7回シンポジウムと平和巡礼 in 埼玉―
アピール |
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2011年10月1日 |
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私たち宗教者は、人知を超える天災と人災を引き起こした東日本大震災の年に、関東の中央部、埼玉県熊谷市に集い、9・11 同時多発テロからのこの10年を振り返り、改ためて「あらゆる暴力を正当化しない」という決意のもと、憲法第九条の重要性を心に刻み、宗教者として世界の人々に、非戦・非核・非原発を訴えます。
今回は、未だ終息しない福島第1原発事故の放射能流出を目の当たりにして、「原発事故と平和憲法」のテーマで研修・討議しました。そして、戦後、原発問題で日本の政・官・産・学を挙げての“国策情報”によって、私たち国民が完全にコントロールされてきた事実を知りました。日本国憲法の平和主義・国民主権・基本的人権の尊重の三原則とも深く関わる、国民の「知る権利」が、なし崩し的に侵され続けて今日の事故に至っているというのです。原発が日本人の非核思想を溶解するための日米合作の砦であることを知って、無知・無関心であったことを深く反省するものです。
○ 私たちは日本政府に要望します。
ただちに国内にあるすべての原子力発電所の停止を決定し、それに代る自然エネルギーの研究開発を最優先に進め、可能な限り速やかに廃炉の作業を進めて下さい。そして、除染等の放射能対策を強化するとともに風評被害対策を講じ、一日も早い事故の終息に全力をあげてください。
また、国外に原発を輸出することは絶対に止めてください。
○ 私たちは日本の人々に訴えます。
憲法第九条は、万人の心にある平和への祈りと決意を宣言する大切な条文であり、「世界の宝」です。これを護り、広めることが被爆国日本の使命であることを確信してください。
○ 私たちは世界の人々に呼びかけます。
日本国憲法第九条は、国家の違いや宗教の違いを乗り越えて、人類全体の平和と安寧を実現する理想の規範です。この精神を各国で採用し、私たちの地球から戦争をなくして
いきましょう。
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2011年10月1日 |
「宗教者九条の和」輝かせたい憲法第九条
第7回シンポジウムと平和巡礼 in 埼玉 参加者一同
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「宗教者九条の和」の願い |
・憲法第九条を「輝かせたい」と願う人々とその意義を語り合い、思いを他に伝えたい。
・憲法第九条が世界の文明構築に普遍的な意義を明示し、指針を示していると了解したい。
・世界が国際化を進める中で、互いの国の平和が道義的軌範の核となることを信じたい。
・私たちは宗教者として平和を願う人々と真に平和のあり方を考え、共に祈誓したい。
・宗教者は自らの所信に遵って、平和の世界を具現するために調和と抑制を説示したい。 |
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【第7回シンポジウムと平和巡礼in 埼玉】
2011年10月 1日(土) 13時より
埼玉県・熊谷市立文化センター 文化会館・ホールにて
基調講演、平和巡礼を開催。 |
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| 第7回・開催案内 || 第7回・案内チラシ | | 第7回・シンポジウム アピール文 |
| 埼玉新聞掲載記事 |
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| 第5回シンポジウム報告文 | | 第4回シンポジウムアピール文 | |
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