宗教者九条の和 |
The Third Asia Inter-Religious Conference on Article 9 of the Japanese Peace Constitution |
第3回 9条アジア宗教者会議 Article 9 and Peace in Asia |
Octover 5-7, 2011 Okinawa Christian University in Okinawa, Japan |
第3回 9条アジア宗教者会議 |開催日程||趣意書||報告会開催日程 第3回沖縄声明文 | |決議文・済州島江汀村に平和を!|キリスト新聞掲載記事(2011/10/22) |
済州島江汀村に平和を! |
第3回9条アジア宗教者会議参加者は、宗教の垣根を越えて、平和を愛する諸外国の宗教団体と共に東洋の平和と安全の為に祈りを捧げてきました。済州島江汀(カンジョン)村の海軍基地建設問題は日々深刻になってきています。よって私たちは、江汀村の平和を求めて祈りつつ、以下を宣言します。 済州島は、その手付かずの自然と美しい風景が評価され、UNESCOによって環境保全地域、世界遺産、そして世界ジオパークに認定されています。特に政府が海軍基地を建設しようとしている江汀村は、希少な珊瑚礁や玄武岩がみられるため、絶対保護が求められる環境保全地域とされています。 私たち宗教者は、美しく平和な済州島が、広大な海軍軍事施設を置く東アジアの前進基地となり、近隣アジア諸国との緊張を高めることに大きな懸念を抱いています。真の平和は軍事力ではなく協力と対話によりもたらされるものです。済州島における海軍基地の建設が北東アジアの平和と安定に寄与するとはとても思えません。 私たちはまた政府の意思決定の過程における非民主的手法に注目しています。平和な生活と土地を守ろうとする江汀村の人々の必死の訴えは完全に無視され、村人たちの訴えを抑圧するために暴力的で違法な手段が用いられています。民衆により政府に委ねられた権力は必ず民主的法手続きに則って行使されなければなりませんし、政府が暴力的な手法へ頼ることは決して許されません。私たちは、政府が、非暴力的手段により自らの土地を守ろうと奮闘している江汀村の人々と、誠意ある対話を始めることを要求します。 私たちは海軍基地の建設の即時中止と江汀村の平和の回復に向けて、祈り、そして行動します。 私たちは韓国政府に以下の3点を要求します。 l 海軍基地の建設を直ちに中止してください。 l 拘束中の江汀村の村民と平和活動家を直ちに釈放してください。 l 江汀村の村民との対話を再開してください。 |
2011年10月7日 |
第3回「9条アジア宗教者会議」参加者一同 |
第3回 9条アジア宗教者会議 |開催日程||趣意書||報告会開催日程 第3回沖縄声明文 | |決議文・済州島江汀村に平和を!|キリスト新聞掲載記事(2011/10/22) |
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